3月の米個人消費が堅調な伸びとなったことで、個人消費の失速懸念が後退し安心感が広がりました。ただし、インフレ率の伸びが加速していることからインフレ懸念も強まっており、消費の先行きに暗い影を落としています。 “3月米PCE価格指数が2%に到達、個人消費は堅調もインフレ懸念強まる” の続きを読む
1-3月期米GDPは予想を上回るも個人消費が急減速、インフレ圧力も上昇
米GDP成長率が事前予想を上回ったことから市場には安心感が広がりました。ただし、個人消費が急減速したことは懸念材料となっており、減速が一時的かどうかの確認待ちとなっています。また、インフレ圧力が強まっていることから利上げペース加速への警戒感も強まっているようです。 “1-3月期米GDPは予想を上回るも個人消費が急減速、インフレ圧力も上昇” の続きを読む
【図表】イールドスプレッド(10年マイナス2年)

米10年債利回り(長期金利)と2年債利回り(短期金利)の金利差縮小が警戒されています。
過去の景気循環を見ると、景気後退前に長短金利差の逆転が起こっており、逆イールドは景気後退のサインとみなされているからです。
4月中旬には長短金利差は0.5%以下となり、イールドカーブのフラット化が進んでいます。6月に追加利上げが見込まれている中、年内にあと2回から3回の利上げが予想されていますので、近い将来に逆ザヤ化する恐れがあるわけです。
[クロニクル] ロシア疑惑
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【図表】FRBの資産残高

FRBの資産残高は4月18日現在で4兆3859億ドル。前年同期と比べ934億ドル減少しています。
FRBは金融政策の正常化を進めており、利上げとバランスシートの縮小を継続していることから米金利に上昇圧力がかかっています。
原油価格の高騰止まらず、OPECが目標価格を100ドルへ引き上げ
原油価格は18日、指標となるブレント価格が1バレル当たり73ドル台へと上昇し、2014年11月以来、3年6カ月ぶりの高値を付けました。
また、NY原油(WTI、期近)は68ドル台と2014年12月以来の高値をなっています。
米エネルギー情報局(EIA)が18日に公表した在庫統計で原油在庫が予想に反して減少したことで買いが膨らみました。
また、サウジアラビアが原油価格の目標を80~100ドルへと引き上げたとの報道も追い風となった模様です。
OPECは公式な目標価格を発表してはいませんが、サウジアラビアの意向はOPECの目標価格としてマーケットで注目されています。
サウジアラビアはこれまで、価格見通しについてはハト派でしたが、サウジアラムコのIPOを有利に進めるためにタカ派に転じたとみられています。
また、2030年までの経済改革計画「ビジョン2030」を達成するための資金やイエメンでの内戦を支援するために原油価格のさらなる上昇を必要としているようです。
OPECと非OPECは2017年1月から協調減産を実施しており、今年12月までの実施が暫定的に決定されています。ただ、減産の目的であった在庫の減少が目標に近づいたことから、一部では減産の終了もささやかれていました。
しかし、サウジアラビカが価格目標を引き上げたことで、在庫削減が目標に達して以降も協調減産は継続されるとの見方が広がったようです。
国際エネルギー機関(IEA)が13日に発表した月報によると、OECD商業在庫は5月にも5年平均を下回る見通しです。
2017年1月時点での原油在庫は5年平均を3億バレル以上上回っていましたが、現在は3000万バレルまで余剰在庫が縮小しています。協調減産は余剰在庫が5年平均を下回ることを当初の目標としていましたが、目標の達成は目と鼻の先に近づいているようです。
世界経済はピークアウトへ、IMFが世界経済見通しで予測
IMFは17日、最新の世界経済見通しを公表し、世界経済の成長率を2018年、2019年ともに3.9%とし、前回1月の見通しから据え置きました。
世界経済は好調を維持するものの、米中貿易摩擦をリスクに挙げ、「世界の経済活動を損なう恐れがある」と警告を発しています。
国別では、米国は2018年が2.9%、2019年が2.7%とそれぞれ0.2ポイントずつ上方修正されています。昨年末に成立した減税が織り込まれています。
日本は2018年が1.2%、2019年が0.9%と前回から据え置かれました。
ただ、2020年以降については中央銀行の金融引き締めや米財政刺激策の縮小、中国の景気減速などから、成長は鈍化する見通しです。
特に、先進国では人口の高齢化や生産性の伸び悩みにより、金融危機前の平均を大きく下回る潜在成長率に戻ると予測されています。
たとえば、米成長率は2020年に1.9%、2022年に1.5%への低下が見込まれています。2022年以降は財政赤字の拡大と財政刺激策の終了により成長率は2018年のほぼ半分への低下が予想されています。
日本をみると、2020年は0.3%、2022年は0.5%と2017年の1.7%と比べると3分の1以下の成長となる見通しで、ゼロ近くまで成長率が低下する見通しです。
3月米小売売上高は前月比0.6%増、自動車がけん引し予想を上回る
3月の米小売売上高が予想外の高い伸びとなり、低迷していた個人消費に回復の兆しが見えています。ただし、1-3月期のGDPでの個人消費の減速は避けられず、GDPも低調となることが見込まれています。 “3月米小売売上高は前月比0.6%増、自動車がけん引し予想を上回る” の続きを読む
原油価格が3年4カ月ぶりの高値へ、シリア絡みで中東情勢が緊迫化
米軍によるシリアへの空爆で中東情勢が緊迫化しており、その影響で原油価格が高騰しています。シリアへの軍事介入に伴い、米国とイランとの間の緊張感も強まっており、中東情勢がきな臭くなっています。 “原油価格が3年4カ月ぶりの高値へ、シリア絡みで中東情勢が緊迫化” の続きを読む
2月の米求人数は605万件へ減少、雇用のピークアウト懸念を再確認
2月の雇用動態調査では求人数、採用数ともに前月から減少しました。3月の雇用統計でも雇用者数の増加が予想を下回っており、雇用の拡大ペースが鈍化していることを改めて確認する格好となりました。結果を受けて、雇用拡大もピークアウトが近いとの警戒感が広がる恐れもありそうです。 “2月の米求人数は605万件へ減少、雇用のピークアウト懸念を再確認” の続きを読む
