【1月FOMC直前リポート】次回の利上げは3月、好景気で利上げペース加速も?

フェドサーベイによると、次回利上げは3月が有力視されています。好景気により利上げスピードは現在の予想よりも速まるとの見方が増えており、2018年末の政策金利の予想は前回より0.25%ポイント引き上げられています。ただし、株価に対しては慎重で、年末の株価は現在よりわずか3%の上昇にとどまると予想されています。

3月の利上げ確率は90%、より速いペースでの利上げとなる見通し

CNBCが40名のエコノミストやファンドマネージャー、ストラテジストらからの回答を集計したところ、今回のFOMCでは95%が利上げを見送ると予想。90%が今年最初の利上げは3月FOMCと予想しています。

2018年のGDP成長率は+2.9%と昨年7月と比べると0.5%ポイントの上方修正となっています。減税による景気の押し上げ効果は0.63%ポイントが見込まれています。

ただし、減税の恩恵を受けるのが労働者との回答は8%にとどまり、54%が株主と経営者が恩恵を受けると考えています。減税の使い道では、36%が株式の買い戻しと配当に向けられ、賃上げに利用されるのは12%にとどまる見通しです。

ウォール街は減税により成長が加速すると見ていますが、合わせて利上げスピードも速まると見ています。2018年末の政策金利は2.24%となり、前回12月の結果と比べ0.25%ポイント上昇しています。2019年末は2.8%とこちらも0.25%ポイント上昇しています。

FRBの経済見通しでは、2018年のGDP成長率は+2.5%、2018年末の政策金利は2.1%が見込まれていますので、ウォール街はより高い成長とより速いスピードでの利上げを見込んでいることがわかります。

年末のS&P500は2937、長期金利は3%超へ

金利の上昇が株式の魅力を損ねるとの見方から、株価に対しては慎重な見方が目立ちます。S&P500の2018年末の予想は2937、2019年末は3005と足もとの2866からそれぞれ3%、5%の上昇にとどまると予想されています。

10年債利回りは2018年中に3.0%を越え、2019年には3.5%前後までの上昇が見込まれています。

2019年に景気が後退する確率は13.7%で過去5年で2番目に低い数字となっています。ただし、トランプ政権の貿易政策が最大の懸念材料となっており、同政権の貿易政策は55%が景気にネガティブ、16%がポジティブと回答しています。

また、FRBが金融を引き締めすぎるリスクも警戒されています。