ゴールドマンの7-9月期決算は減収減益。世界的な景気減速を受けて投資銀行部門が減収となったほか、投資活動ではウーバーやウィーワークなどでの評価損が響いた。ただ、このところ低迷していたトレーディング部門は持ち直した。
収入は6%減、利益は26%減 おおむね予想通り
米金融大手ゴールドマン・サックスが15日発表した7-9月期決算は減収減益となった。投投資銀行部門が低調だったほか、株式投資の評価損が響いた。
純利益は前年同期比26%減の18億8000万ドル、1株利益は4.79ドル(前年同期は6.28ドル)。収入は6%減の83億2000万ドルだった。
ファクトセットがまとめたアナリスト予想は純利益が18億4000万ドル、1株利益が4.81ドル、収入が83億1000万ドルだった。結果はおおむね予想に沿う数字が並んだ。
ウーバーやウィーワークで評価損、トレーディングは持ち直す
中核事業の投資銀行部門が低調で収入は15%減少した。世界的な景気減速を背景に、M&A助言手数料、債券引き受け、株式引き受けの主要3分野がいずれも減収となった。
また、投資活動からの収入は40%減と約3年ぶりの大幅減となった。配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズやシェアオフィス「ウィーワーク」の親会社ウィーカンパニーなどの株式で評価損を計上したことが響いた。
一方、このところ低迷していた債券のトレーディング収入は8%増加、株式のトレーディング収入も5%増加した。
アセットマネジメント部門の9月末時点の運用残高は6月末時点に比べて6%増加し、1兆8000億ドルとなった。
ゴールドマンは引き続き、個人向け融資、大企業向け資金管理業務、超高速取引といった新規事業に資金を投入しており、株主資本利益率(ROE)は9%と競合他社を下回っている。
