【11月米雇用統計】雇用者数は22.7万人増、失業率は4.2%に上昇】

11月の雇用統計では雇用者数が前月比22.7万人増となり、市場予想を上回った。また、失業率は4.2%と前月から0.1%ポイント悪化した。

雇用者数、11月は1.2万人増 市場予想を下回る

米労働省が発表した11の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数は前月比22.7万人増となり、22.2万人程度を見込んでいた市場予想を上回った。また、過去12カ月の月平均(18.6万人増)も上回った。

業種別では、ヘルスケアとレジャー・ホスピタリティ、政府、ソーシャル・アシスタントで増加した。一方、小売業で減少した。

ヘルスケアは5.4万人増加し過去12カ月間の月平均(5.9万人増)とほぼ一致した。外来医療サービス(2.2万人増)や在宅介護サービス(1.6万人増)で増加した。病院(1.9万人増)、介護施設(1.2万人増)などでも増加した。

レジャー・ホスピタリティは5.3万人増。前月はほぼ変わらずの0.2万人増だった。飲食店(2.9万人増)が堅調だった。レジャー・ホスピタリティは過去12カ月間の月平均で2.1万人増加した。

政府部門は3.3万人増加と増加傾向を維持し、過去1年の月平均4.1万人増加)とほぼ一致した。州政府部門2.0万人増)での増加が続いている。

ソーシャル・アシスタントは1.9万人増加し、過去12カ月間の月平均(1.8万人増)とほぼ同じだった。個人・家族サービスで1.7万増加した。

一方、小売業では2.8万人減少した。過去12カ月間はほぼ横ばいだった。雑貨店で1.5万人減少した一方で、電子機器・家電店では0.4万人増加した。

賃金は前年同月比4.0増加した。前月比では0.4%増だった。

9月分が3.2万人上方修正されて25.5万人増に、10月分は2.4万人上方修正されて3.6万人増となり、2カ月合計では5.6万人の上方修正となった。

11月失業率は4.2%、前月比おおむね横ばい

11月の失業率は4.2%、失業者数は710万人で、ともに前月からおおむね横ばいだった。昨年11月の失業率は3.7%、失業者数は630万人で、いずれの数字も前年比で悪化した。

グループ別の失業率では、黒人(6.4%)でわずかに上昇した。成人男子(3.9%)、成人女子(3.9%)、ティーンエイジャー(13.2%)、白人(3.8%)、アジア系(3.8%)、ヒスパニック系(5.3%)のいずれのグループも前月から大きな変化は見られなかった。

失業期間が27週以上の長期失業者数は170万人で、前月からほぼ変わらずとなった。昨年11月の120万人からは増加した。長期失業者は全体の23.2%を占めている。

労働参加率は62.5%で前月からほぼ横ばい。202312月以降のレンジは62.5-62.7%で、11月もこのレンジ内に留まった。雇用率は59.8%で前月からほぼ変わらずとなったが、前年同月に比べると0.6%ポイント低下した。

求職活動をしていないことから、労働人口にも失業者にもカウントされない非労働人口は前月比ほぼ変わらずの550万人となった。このうち、過去12カ月以内に求職活動をしていたが、最近4週間では活動をしていない周縁労働者は160万人で、前月からほぼ横ばいだった。