9月の雇用統計では雇用者数が前月比25.4万人増となり、市場予想を大きく上回った。また、失業率は4.1%と前月から0.1ポイント低下し、予想外に改善した。
雇用者数、9月は25.4万人増 市場予想を上回る
米労働省が発表した9月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数は前月比25.4万人増加し、14万人程度を見込んでいた市場予想を大きく上回った。また、過去12カ月の月平均(20.3万人増)も上回った。
業種別では、飲食業、ヘルスケア、政府、ソーシャル・アシスタント、建設業で主に増加した。
飲食業は6.9万人増加し、 過去12カ月間の月平均(1.4万人増)を大幅に上回った。
ヘルスケアは4.5万人増加したが、過去12カ月間の月平均(5.7万人増)には届かなかった。在宅介護サービス(1.3万人増)、病院(1.2万人増)、介護施設(0.9万人増)で増加した。
政府部門は3.1万人増加し、増加傾向を維持。過去1年では月平均で4.5万人増加した。地方政府部門(1.6万人増)や州政府部門(1.3万人増)での増加が続いている。
ソーシャル・アシスタントは2.7万人増加した。個人・家族サービス(2.1万人増)が増加の大を占めた。過去1年では月平均で2.1万人増加した。
建設業は2.5万人増加し、過去12カ月間の月平均(1.9万人増)とおおむね一致した。非住宅専門工事請負業者で1.4万人増加した。
賃金は前年同月比4.0%増加した。前月比では0.4%増だった。
7月分が5.5万人上方修正されて14.4万人増に、8月分は1.7万人上方修正されて15.9万人増となり、2カ月合計では7.2万人の上方修正となった。
9月失業率は4.1%に低下、予想外に改善
9月の失業率は4.1%と前月から0.1ポイント改善した。事前予想は4.2%での横ばいが見込まれていた。失業者数は前月からほぼ変わらずの680万人となった。昨年9月の失業率は3.8%、失業者数は630万人だった。
グループ別の失業率では、成人男子(3.7%)が低下した。成人女子(3.6%)、ティーンエイジャー(14.3%)、白人(3.6%)、黒人(5.7%)、アジア系(4.1%)、ヒスパニック系(5.5%)では、いずれのグループも前月から大きな変化は見られなかった。
失業期間が27週以上の長期失業者数は160万人で、前月からほぼ変わらずとなった。昨年9月の130万人からは増加している。長期失業者は全体の23.7%を占めている。
労働参加率は3カ月連続で62.7%となった。雇用率は60.2%で前月からほぼ変わらずとなった。両指標はともに、ここ1年で大きな変化は見られていない。
フルタイムを希望しているが、見つからないなど経済的理由でのパートタイマーは前月比ほぼ変わらずの460万人だった。
求職活動をしていないことから、労働人口にも失業者にもカウントされない非労働人口は前月比ほぼ変わらずの570万人となった。このうち、過去12カ月以内に求職活動をしていたが、最近4週間では活動をしていない周縁労働者は160万人で、前月から20.4万人増加した。
