【6月米雇用統計】雇用者数は20.6万人増、失業率は4.1%に悪化

6月の雇用統計では雇用者数が前月比20.6万人増となり、市場予想を上回った。一方、失業率は4.1%と前月から0.1ポイント上昇し、予想外に悪化した。

雇用者数、6月は20.6万人増 市場予想を上回る

米労働省が発表した6月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数は前月比20.6万人増加し、19万人程度を見込んでいた市場予想を上回った。また、過去12カ月の月平均(22.0万人増)とおおむね一致した。

業種別では、政府部門、ヘルスケア、ソーシャル・アシスタント、建設などで主に増加した。

政府部門は7.0万人増し、過去12カ月間での月平均(4.9万人増)を上回った。地方政府部門(3.4万人増、除く教育)や州政府部門2.6万人増)での伸びが目立った。

ヘルスケアは4.9万人増加したものの、過去12カ月間の月平均(6.4万人増)には届かなかった。外来医療サービス(2.2万人増)病院(2.2万人増)で増加した。

ソーシャル・アシスタントは3.4万人増。個人・家族サービス(2.6万人増)が増加の大半を占めた。過去1年では月平均で2.2万人増加した。

建設は2.7万人増と、過去1年の月平均(2.0万人増)を上回った。

賃金は前年同月比3.9増加した。前月比では0.3%増だった。

4月分が5.7万人下方修正されて10.8万人増に、5月分は5.4万人下方修正されて21.8人増となり、2カ月合計では11.1万人の下方修正となった。

6月失率は4.1%に上昇、予想外に悪化

6月の失業率は4.1%と前月から0.1ポイント悪化した。事前予想では4.0%で前月から横ばいが見込まれていた。失業者数は前月からほぼ横ばいの680万人となった。昨年6月の失業率は3.6%、失業者数は600万人だった。

グループ別の失業率では、成人女子(3.7%)とアジア系(4.1%)で上昇した。成人男子(3.8%)、ティーンエイジャー(12.1%)、白人(3.5%)、黒人(6.3%)、ヒスパニック系(4.9%)では、いずれのグループも前月から大きな変化はなかった。

失業期間が27週以上の長期失業者数は150万人で、前月から16.6万人増えた。前年同月比では110万人増えた。長期失業者は全体の22.2%を占めている。

労働参加率は62.6%で前月からほぼ横ばい、雇用率は60.1%で前月から変わらずとなった。両指標ともに、ここ1年で大きな変化はみられていない。

フルタイムを希望しているが、見つからないなど経済的理由でのパートタイマーは前月比ほぼ変わらずの420万人だった。

求職活動をしていないことから、労働人口にも失業者にもカウントされない非労働人口は前月比48.3万人減の520万人となった。このうち、過去12カ月以内に求職活動をしていたが、最近4週間では活動をしていない周縁労働者は150万人で、前月からおおむね横ばいだった。